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そのまた翌日。
生理の2日目ということもあってさらにひどくなってしまったわたしは、仕方なく学校を休んだ。
【お大事に、ノートは任せろ】
という頼もしいメッセージが吉野から送られてきたので、安心しきって二度寝した。
次に目が覚めたときには、部屋の窓から夕日が差し込んできていて、ちょうど母に呼び起こされる。
「マコ、具合、大丈夫?」
「うん、なんとか……」
「だったら、心配して来てくれた先生、家に上げても平気だね。じゃあ、母は買い物してくるから」
「えっ……」
わたしを心配して来てくれるような先生、あの学校にはいませんけど?
ていうか担任ならメールでいいよ。いつもそうなんだし。
そんなことを寝起きの頭でぐるぐる考えていると、母と入れ替わりで先生がやってきた。
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