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そんな私の思考を知ってか知らずか 結衣は私の腰に
手を回し 肩におでこを乗せてくる
ぐぅぅぅぅ 働け!私の理性!
そんな戦いを乗り越え 満員電車から解放される
私の左腕は自然と絡め取られ 結衣と腕を組んで歩く
「涼に触れてると落ち着く〜」
私はドキドキし過ぎて全くもって落ち着かない!
なんて言ったら格好がつかないので ここは冷静に…
「それなら良かった」
クールぶって返答したものの
「涼の心音速かったね 顔も赤くなってたし
何考えてたの? フフッ」
…疚しい思考はバレていたようです
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