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ライトを点灯させ、俺たちはダンジョンの1階を探索する。
「メタボスライム発見!」明かりの先にいるぶよぶよとした生き物にペコルンが銃火器をかちゃりと構えた。
「メタボスライム?」俺はダンジョン内のモンスター知識がゼロなので、ペコルンに訊ねる。
「レベル1のモンスターで、何でも食べるが運動しないのでメタボったスライムよ。コイツ体からきっつい加齢臭だすからマジやばしなんだよね」
「おっさんかよ! 食らったらどうなる」
「テンションが爆下がりになっちゃうから嗅がないように注意しな」
「よし、加齢臭に注意してメタボスライムを撃破だ!」
「りょ!」ペコルンは俺の指示通りに銃火器をぱんぱん鳴らしながら、メタボスライムに攻撃した。
銃声に気付いた周囲のメタボスライムたちが騒ぎ初め、こちらに一体二体と、にじりよってくる。
「密集しすぎだぽにょん、ソーシャルディスタンスを守れキモンスターだぽにょん!」
もるるが手榴弾を投下し、爆風で密集したメタボスライムにダメージを与えた。メタボスライムたちはダイエットしたように体が小さく縮こまっている。
このギルド、可愛らしい名前のわりにやることがかなりド派手じゃないか。
「もるる、爆発物はアイテムまで巻き込むからここでは控えて!」
「ごめん、銃火器に切り替えて戦うぽにょん! でも、キリがないぽにょん! ぴえんが丘どすこいの助、役立てぽにょん!」
役立てってそんな指示あるかいっ!
探索用ドローンがダンジョン探索で使えたなら、他のアイテムも使えるかもしれないがラジコンカーは、ドローンと同様、ミニゲームで苦労して組み立てたんだ。タイヤ一つ一つ集めるのは大変だったんだ。
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