第9話

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第9話

私はあの日女の子に責められて、一時自分を見失ってしまった。 でも、自分のことみたいに親身になって話を聞き、怒ってくれた凌空のおかげで、自分を取り戻せた。 でもなんかやっぱりあの日から凌空よそよそしい気がするんだよね……。 普通に話してはくれるんだけど……。 そんなモヤモヤした気持ちを抱えながら、玄関の扉を開けた。案外、快晴だった。 悩んでても仕方ないから、後で聞いてみようかなっ!そう思って私は軽い足取りで学校に向かった。
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