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純子はと言うと、彼女にとって初めてのゴムなしセックスは得も言われぬもので生の味わいは格別だったから極上のエクスタシーに達した。
自分もまたエクスタシーに達した徳大寺は、純子と性交後、彼女と腕を組みながら縄で高手小手に縛り上げられて床に横たわる井原の前に立つと、どや顔で言い放った。
「どうだ!ざまあみろ!この通りお前の娘は俺のもんになったぞ!」
「じゅ、純子!お前、一体どういう積もりなんだ?腕なんか組んじゃって!」
「私、パパのより徳大寺さんの方が大きいし、形がいいから徳大寺さんが好きになっちゃったの」
「そ、そ、そんな、アホな・・・」
今まで長年にわたり積み重ねて来た愛情は他人とのたった一度のセックスで地震に耐えられないビルのように呆気なく崩壊してしまうものなのか・・・井原は復讐する気力が泡沫のように消滅してしまい、解放後、脱力感と虚脱感に襲われ、床に崩れ落ちてへたり込んでしまった。
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