‡同級生の青年(火曜日)‡

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(くろかみしずく) 黒神 雫 「じゃあ、君は…何しにここへ?」 ワタシは彼にちらりと視線を向ける。 ワタシ (そらひろふうか) 大空尋 風夏 「わ、ワタシは…あのう…なんとなく?かな…」 微笑していた彼は興味を無くしたように スッと真顔になって、舞台に視線を向けた… ワタシも苦笑しながら舞台に視線を向けて… そしたらちょうど…名上(ながみ )先生が マイクを片手に舞台にやってきた! 有名画家 名上先生 「皆さんこんにちは…今日は 集まっていただき、ありがとうございます。」 名上先生の講義が始まったんだけど 先生の人生とか、昔何をしてたのかとか… そんな話を聞き続け 1時間経った頃に眠くなってきて…… 人の気配で目を覚ますと 講義が終わっていて、会場内から みんな出ていっているところで… 隣に座っていたはずの黒神くんも いなくなっていた!? ワタシ (そらひろふうか) 大空尋 風夏 「あいつっ…終わったんなら 起こしてくれても良かったのにいぃい!」 ワタシは遅れて会場を後にした! 黒神くん、もう帰っちゃったんだろうなあ なんだか気まづい感じで 会話終わっちゃったけど… まあ、いっか…ワタシも帰ろう。 ワタシの家は大学から 15分歩いた所にある… 家の近くには大きな公園があって そこを通れば近道になるのよね。 うう…17時30分だけど この季節だともう、真っ暗なんだよなあ…
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