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ジルが送った 雪林檎
「愛されΩになる方法」ではリオンは北国の出身で、色白で雪のように白っぽい金髪を持っている男の子として描いています。
実家の庭に植わっている林檎を食べて育ったので、頬が赤く染まる様子からジルに『林檎ちゃん』と呼ばれてます。ヴィオのモチーフが『人魚姫』だったこともあり、白雪姫みたいなイメージで書いています。
昔知り合いの男の子が小学生の時にもう一人色白の男の子が頬がぽっぽとすぐ赤くなるのが可愛くて『林檎ちゃん』とあだ名をつけて呼んでいたのがとても可愛くて印象的でした。その二人もうアラサーだと思うと感慨深い(笑)。
作中ジルはリオンへ赤い宝石で作られた林檎の形のペンダントを送ってます。ジルの兄で宝飾品やアンティーク、骨董品を扱う仕事をしている義兄がガラスでできた林檎の実やエナメルの細工のある林檎の花もついた美しい姿見をリオンに贈ってくれて、その林檎のイメージで兄伝いにジルが職人さんに発注した一点物の設定です。それを正直リオンは可愛らしいものにあまり興味を惹かれないたちなので(オメガの項保護チョーカーは初めての贈り物だったので嬉しかった)あくまでジルがリオンに可愛らしいものをつけたがる趣味です。オメガである前にかなりの年の差があるのでリオンが可愛くて仕方ないようです。
レジンでそのペンダントトップをイメージして作りました。
リオンの瞳の中にはペリドットみたいなグリーンも隠れているイメージなので実の中と外にペリドットとブルーアパタイトを入れてあります。
金色の葉っぱは片方が可動式になってます。
上の青銅チャームと中に雪の結晶モチーフを入れてあります。
こだわりポイントはただの半球の形のレジンのモールド(型)をつかったのですが、それではまん丸になるので敢えてお尻の辺りをへこませて削ってみたり、表面もレジンで凸凹を蜜のようにつけて有機的なとろっとした雰囲気になるようにしました。
ジルから見たリオンはこんなふうに林檎飴みたいに甘く愛らしい存在に見えてます。
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