あとがき

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あとがき

「翡翠の王子アリスティード」完結しました。 メンタル不安定王子にここまでお付き合いくださった忍耐強い皆様は、天使です。本当にありがとうございます。おかげさまで、王子のメンタルは今後安定しそうです。多分。 実は、序盤と終盤を除き、アリスティードがエレノアに対して心を閉ざしている間はあえて地の文であまり名前を使わず「王子」とだけ書いていました。 このお話に「王子」は一人しか出てこないので「王子」で十分なのですが、あまりにもずっと「王子」なので名前忘れちゃいますよね。エレノアを除くと誰も彼の名前を呼んでくれる人がいないので、会話文にも名前出てこないし。タイトルにはありますけど。 なので、地の文で名前をちゃんと書くかどうか迷ったのですが、大丈夫でしたでしょうか? 名前忘れちゃった方がいらしたらそれはそれで面白いなと思って、以前書いたままにしてしまいました。なんだか不親切なお話で、すみません。 この話はファンタジーですが、現実においても、目の前の人を人間ではなく、役割で見てしまうことはありますよね。というか、そんなことばっかりですよね。疲れちゃいますよね。 疲れてしまったあなたが、このお話を読んで少しでも元気になってくださったのなら、こんなに嬉しいことはありません。 ……え? 元気になるような話ではない? そうなんですよね。もっと、ぱーっと明るい話を書いてみたいです。根暗な私には難しい……。 何はともあれ、ここまでお読みくださって、本当にありがとうございました! 2021年10月 蓮場つづり
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