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「まぁ、待ってよぉ。それを言ったらぁ、僕も魔力所持者だよぉ。」
手を前に出し、2人をなだめるように言うエレシアを、シェルとヴィオレッタは険しい顔で睨んでいた。
「2人は任務帰りでしょぉ?少し寮で休んでていいよぉ。時が来たらまた呼ぶからさぁ。」
そう言うと、エレシアは空間に縁を描き、大きな鏡を出現させた。
「今回は見逃してあげる。アタシは認めないわよ!あんたみたいな最下位魔法史の男が、あたしと同じ土俵に立つなんて!」
「シェル、行こう。エレシア様がまた呼ぶって言ってくれたんだ。その時また聞けばいい。」
シェルを鏡に押し込むヴィオレッタ。
この鏡はどうやら寮に繋がっているらしい。
ヴィオレッタは鏡に足を入れエレシアの方を向き、
「エレシア様。僕も認めた訳ではありませんからね。」
そう言うと、鏡の中に入っていった。
何がなんやらでこんがらがっている勇気にエレシアが声をかける。
「今の2人が君のクラスメイトだよぉ仲良くしてねぇ!」
「できるかぁぁぁぁぁあああ!」
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