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話
彼と話したのは中学生1年生の夏頃
多分1回きりだった。
それも、消しゴム落とした?みたいな
そんな内容だったと思う。
蝉がしつこいくらいにないてるから
歴史の先生があまりにもちっさい声で話すから
余計に暑ぐるしくてイライラしてたときだったし。
私の席は廊下側の端っこで風なんか来なくて、
前の席の彼も暑がっていて
彼のシャツにべっとり張り付いた汗から
臭いがツンと鼻を触って余計に嫌だった。
「きもちわるい、、」って
危うく口にしちゃうくらい臭ってた。
そんな彼と私は話したくなかったから、
話しかけられても、
「ふーん」とか、適当に逸らしてた。
みんなは彼のことが臭いよりも顔が好きとか言って、
近づいてたけど。
バカみたいって思ってた。
そんな態度してたせいか、
友達が離れていったのも事実。
でも、私はそれでいい。
私は元から一人がいいから、、。
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