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少しだけ
夢を見た。
俺はコロナで熱にうかされる中、
彼女と手を繋いで歩いていた。
夜の街だった。
信号待ちに差し掛かる。
彼女は何故か泣きそうな
どこか虚ろな表情になる。
俺は後ろから彼女の華奢な肩を
両手で軽く叩いた。
恥ずかしくて抱き締めることは
出来なかった。
彼女
「私、仕事やっと辞めていいって
言われたよ」
俺
「お!そう!良かったね。」
信号を二回見送り、
そのまま彼女の肩に手を置いていた。
そこで俺は目が覚めた。
初めて彼女を飲みに連れ出した時の夢を
見ていた。
少しだけ彼女に会いたくなった。
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