プロローグ

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「そのような事が‥‥。王子だけでも生きておられて良かった」  そして。僕の知らなかった、親父の旅の理由を聞かされた。  王妃(僕の母親)が魔物にさらわれ、救出の手がかりを求めていたそうだ。  僕も、そうだが、随分と魔物にさらわれる家系だな‥‥。  この忠臣は、かなり有能らしく、政務を任せられ、国王夫妻と僕の帰還を待ち続けていたそうだ。  道中の清潔で豊かな街並みが、それを物語っている。  忠臣は、僕にだけ話があると、隠し部屋で、更に驚愕の事実を話した。
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