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◇◇◇
【DOE@(ODO9/Y128.2.14 xsEelE3h REC b=82=BC=EelE3h】
うーん、今日はどこにいこうかな。にゃーちꪭﯪනﯪはどこがいいと思う?
「ゼーレの行きたいところに行きますよ」
じゃあねぇ。イルカ触りたい。きゅっきゅってして面白いの。
「ゼーレは既に触覚機能を失っていますから再現することはできません。それでもよいですか」
え、あそっか。ううーん。触れないならつまらないよ。
今は何ができないんだっけ。
「触覚の喪失、青色系統の視覚の減衰、味覚の一部の喪失。50db以上の音の知覚。味覚につ82%AA%もともと再現していない範囲ですので支障はありません」
うーん、よくわからないや。
問題ない場所ってある?
「クレーヴェンの愛のトンネルはどうでしょうか。秋であればさほど影響はないでしょう」
うん~。じゃあそこで~。
ふわりと視界が切り替わって、黄色や黄緑の木々と葉っぱがあらわれた。
わぁ、すごいねえ。葉っぱがいっぱい。
2メートルくらいの幅の道の真ん中に線路が1本通っていて、その両脇に木が並んでいて、アーチみたいに道を囲んでトンネルになっている。
地面を見ると、何かが敷かれている。
これは線路?
「そうです。1日3本電車が通ります」
風がふわっとふいて木と葉っぱがそよぐと、それにあわせて光が通る隙間の場所がかわる。光の輪っかがゆらゆら動いているみたいで、凄く奇麗。
奇麗だねえ。
ねえにゃーちゃん、なんで愛のトンネル、なの?
「手を繋いで歩くと愛が叶うという言い伝えがあります」
ちょっと、ドキッとした。
愛って今もあるの?
「再現しますか?」
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うーん、わたしは繋がるなら、普通の人がいいんだけど。
「難しいでしょう」
じゃあにゃーちゃんと手をつなぎたい。
「触覚は再現できません」
そっか、残念。
前は手をつなげたのにね。
「私は実体がないですから、もともと疑似感覚ですよ」
にゃーちゃんはいるからいいもん。にゃーちゃんも魂があるんでしょう?
「ありますよ」
魂があるならいいような気がする?
「そうですか。修復すればつなげますよ」
それはやっぱり、いや2d7な。
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