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暗い中行われるということで心配だった風紀の問題は、屋台を校庭に置くことで夜でも明るい状態を保って、校舎内は完全立ち入り禁止とし、できるだけ生徒が目の届く範囲に居るようにする事で対策することにした。
また、どうしても暗くなってしまう校舎裏や体育館付近などは、風紀委員が監視員として常に見回ることにした。
風紀委員会のみんなには助けてもらってばかりだなあ
「でも、花火は夜にしかあげられないでしょ?だから、みんなお昼が暇になっちゃう」
「それなら明るい時間帯は特設ステージを作って出し物をするのはどうですか?」
今は風紀副委員長の花宮 凛くんも企画を手伝ってくれている。
凛くんは2年生だけど遠慮なくたくさん意見を出してくれるからとても頼りになる
「それいいね。学園内で有志を募ってみよう。」
「あ、なら俺の知り合いにもコピーバンド組んでる奴居るんで、参加しないか聞いてみます」
「ありがとう!」
「それじゃあとりあえず、今日の新歓の打ち合わせはこれでお開きにしていいか?」
「うん。2人とも、手伝ってくれてありがとう!」
いつでも頼ってくださいと凛くんはほっぺにえくぼを作って笑い、委員長も少し微笑んで頷いてくれた。
風紀のサポートのおかげで想像していたよりもいいものが出来そうで安心した。
僕も生徒会長として責任持って仕事をやりきろう。
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