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「あや、違うことは、ちゃんとひて、しなきゃ、め!」
「う、うん」
いつもと違う雰囲気の委員長に思わずときめいてしまった。
し、仕方ないよね、だって委員長ってかっこいいし!
切り替え、そう、切り替えよう!
「ふーん、違うのか?」
そう言って笑う委員長をキッと睨む
「心臓に悪いからそういう冗談はやめて」
「ふっお前の睨み顔は全く怖くないな」
委員長には何も言ってもひらりとかわされてしまう。
「あ、あのさ…」
と、その時控えめに最上くんが声をかけてきた。
「本当はどうなの?2人は付き合ってるの?」
「さあな」
「ちょっと委員長!最上くん、付き合ってないよ」
委員長はいつまでこの冗談を続ける気なのか。
最上くんは、がっかりしたような様子でそっか、と言って1人用ソファに座った。
ん?なんでがっかり?
「朝コーヒーを飲んだので、紅茶作ってみました。」
凛くんが入ってきたことでひとまずこの騒ぎは落ち着いた。
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