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酔っ払いが行き交う繁華街
俺はビルの隙間にあるゴミ溜めの上に腰を下ろしていた
意気地がない、何も言えなかった俺はゴミ同然だ
通り過ぎる人々はそんな俺に目もくれず夜の街へと消えていく
たった一人、彼女を除いて
ペットボトルを差し出す彼女の透き通るような手に触れずにはいられなかった
絹のような手触りで程よい柔らかさ、冷たくなった俺の手は彼女の手で温められていく
この手を放したくない
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