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夢を見た。
白いシーツのベッドの中に俺とひとりの女。
紛れもなく彼女だった。
2人は笑っていた。俺は震える手で彼女の服をめくった。
真っ白な肌に少し小さな胸の膨らみ。そこに右手を這わせ、彼女は小さく声をあげる。
止まることはなかった。
気がつけば2人は裸だった。
彼女が下で俺が上。シーツはしわくちゃになっていた。
2人の汗が入り混じる。唇と唇が重なる。絡め合う舌と舌はお互いの味を確かめるまるで蛇のように蠢いていた。
鼓動のビートに合わせ刻むリズムも加速していく。
唇を合わせたまま俺は果てた。
すぐには抜かない。彼女も俺を離すまいと華奢な腕を首に回した。
幸せだった。明日など来ないで欲しいと本気で思った。そんなことを2人で囁き合った。
汗で額についた彼女の髪を俺は退けた。再び舌を絡める。
何度だって抱いていたかった。
好きだよ、と俺が言えば彼女もそう返す。
彼女は俺の物だった。一生離さないと心に決めた。
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