プロローグ

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 「おやすみ」を言わないことが俺らのルール。  俺は絶対に先には寝ない。  スマホのスピーカーから流れるノイズ音にたまに混ざる彼女の寝息。  距離は離れているのに、まるで隣にいるかのように感じる。  時刻はAM4:00。静かな夜に新聞配達のバイクとポストを開ける音が響く。  俺は目を閉じる。確かに感じる"彼女"を思いながら、微睡みに身を委ねた。
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