いくつ?

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ばっちり洗髪! 「できたよー」 「…おう」 背中は、たくさん花が咲いて竜がいて、華やかな色をしている。この角度で見るのはあんまりない。 「長政くん。これは、痛くなかった?」 「これ?そりゃー痛かったのなんのって!」 「みんな、刺青するの?」 「いや?幹部だけかな」 「いつ入れたの?」 「たしか中2くらい?」 「痛かったの我慢したの?偉いね」 「は?…なんだよそれ」 耳赤くなってる。 「かわいい」 「はぁ?なにがだ。風呂入るぞ」 怒ったかな?こっち見ないで早く入っちゃった。 「やーちゃん、こっち。早く座って」 「うん」 催促された。それで、お風呂でも隣に座る。 「文句ばっか言って、生意気なガキだと思った?」 「え、そんなことないよ…?」 「俺はなぁ、かわいいとか言われたことねーんだよ」 「…照れてるの?」 「うるせぇ」 ぷいっとそっぽむいた。かと思ったら振り返る。 「つーかやーちゃん、なんなんだよ、このまんじゅうみてぇなの。本物か?」 「わぁ」 胸わしづかみされた!無防備に浮かんでいるのが悪いけど…まんじゅう?ってどういうこと? 「やーちゃん、俺前からやーちゃん知ってんだぞ」 「え、前?」 なんかキスされそうなくらい近づいたけど… 「もう上がる」 「え、気になる…」 ほっとかれちゃった。からかったなー
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