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上がるとバスローブ着た長政くんは、バスローブを持って待っていた。
「やーちゃんに着せてやるよ」
「ありがとう」
丁寧に着せてくれた。照れ屋さんなのね。だからぷんぷん怒っちゃうのかな。
「それで?さっきの話しは?」
ソファーに座ると長政くんはなにか持ってきた。
「まず水飲めよな」
コップに水。気が利く〜。そして、隣に座る。
「華美の友達だっていうのは知ってた。ただそんだけ」
「えーそうなんだぁ」
知られてたんだ。私だけ知らなかったということか。
「別に情報として。華美についてたやつから聞いたくらい?やたら華美が気に入ってるって」
「ふーん?」
華美についてたやつってなに?
まぁ、いいや。ドライヤー持ってきてくれたし、乾かしてもくれてる。
「華美はさ、なんも考えてないやつ。でも、そういう華美と友達になれるやーちゃんはどんな人かなって興味はあったな」
「へぇ。ところで、長政くんって呼ぶの嫌?」
「俺、くんって柄じゃねーよ」
「じゃあ呼び捨てかな?私のこと、八重って呼ぶ?」
「やだ。やーちゃんがいい」
駄々っ子なんだ。
髪の毛はばっちり乾いたら、自分の髪も乾かしはじめる。私はそれを見てる。
「ところで、さっきのおまんじゅうってなに?」
「…や、あれは」
耳赤い。恥ずかしいことなのかな?
「なに?」
「…食べ物にあるじゃん。土産とか…仕事で行った時、食ったことあったから…」
なんか、濁してる。
「検索しよう!なんて名前?」
「知らん」
おっぱい的なやつ?
気になるから携帯で調べる。画像あるかな?
長政くんはドライヤーを片付けに行った。
「あ!これのこと?」
お土産のやつ?…でもこれ…
戻ってきた長政くんにも画像を見せる。隣に座ったので、しっかり見てもらわないと。
「もしかして、私の乳輪が大きいことばかにしてる?」
「は?なんで?俺好き」
え…?
画面から目を離して顔を見ようすると、目が合う。わ、顔が赤くなったー!
「そんなことはじめて言われた」
「なっ…見てんじゃねーよ!くそ、やーちゃん見せろ!」
そんなに胸が好きなの?そのまま抱っこされてベットに連れてかれる。
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