新しい職

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「やーちゃんは私の大親友なの。よろしくねー」 華美は誰かに連絡して、その後専務にも連絡して、仕事早い。 「じゃあ礼央くん、明日からやーちゃんの送り迎えよろしく」 「わかった」 「え、そこって遠いの?」 「いや、車で行ける距離です」 礼央くんは今度はちゃんとしゃべる。 「私、免許持ってないよ?」 「大丈夫ー送り迎えするよ?」 なぜ華美が勝手に決めてるの? 「え、そんな迷惑だよ」 「大丈夫です。ホテルのやつとか誰か帰り送ってくれます」 それが普通なのかな?なんか、ちょっと不安。 「私が頼むから大丈夫!やーちゃん、いつもほんとにありがとう!」 唐揚げをもくもくと食べながら、話がどんどん展開していった。華美は、いつも行動力あってすごい。 「はぁー。やーちゃんがうちにいてくれたら癒されるなぁ」 華美は唐揚げを食べる私を、のんびりと見つめてる。礼央くんは赤ちゃんをずっと抱っこして華美の横に座ってる。 「華美、礼央くんはご飯食べたの?」 「あ、食べました…気にしないでどんどん食べて下さい」 今度は礼央くんに勧められた。あれ、私は唐揚げ食べにきたんだっけ? よくわからないけど、明日から仕事になった。今の会社の人に挨拶すらしてないけど、いいのかな?
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