新しい職

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新しい職

友達の華美(はなみ)は、産休。なので、華美が内定している会社に臨時で仕事をしていた。 でも、華美が帰ってきたら、交代になるし…仕事どうしようかな。そんなことを考えながらも、ハードなお仕事を頑張っていた。 そんなとき、華美から連絡が。 「やーちゃん、保育園決まったし、もうすぐお仕事戻ろうと思う」 「そっかー、よかったね」 「でね、やーちゃんのお仕事探してみたんだけど…ちょっとうちにきて話さない?」 「え、華美大丈夫なの?子育て忙しいのに、私のことまで…」 「やーちゃん大丈夫だから、とにかくうちにおいでー」 華美ったら、優しいなぁ。早速仕事終わりに家に遊びに行く。華美の家は会社から近い。 「やーちゃんいらっしゃーい!」 「華美、眠れてる?」 「もちろん!さーご飯も食べて」 部屋に行ったことあったけど、相変わらず綺麗にしてる。うちのほうが相当散らかってる…。 「あ、こんばんは…」 「お邪魔してますー」 旦那さんの礼央(れお)くんもいる。赤ちゃんを抱っこしてる。 「やーちゃん座って!食べながらでいいから話聞いて」 華美は騒がしい。久しぶりに会ったからかな? 「おいしそうー。唐揚げ作る元気あるとかすごいね」 「これは礼央くんがぜーんぶ作ってます」 「あ、あの、そんな、うまくないかも…」 礼央くんはごにょごにょしゃべる。 「おいしいから食べて!」 華美はゴリゴリ押す。
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