2月

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2月

 二月が始まった。一月は終わった。いつの間に終わったのだろうか。これからは私の話3を始めようと思う。一年に一つの気持ちで作っているのだが、全くもって続かないのは多分己の自制心の無さの具現だろう。馬鹿馬鹿しい。もっと私自身、精進しなければならないと思っているのだが、如何せん私はそこまでの聖人ではない。実際成人もしていない。まあ、今年するのだが。そんな節目の年が始まった。ところが環境はあまり変わらないのが実際のところである。人生はそんなもん。そもそも長く連なった人生のどこかで区切りをつけようとすること自体があまりにも流れを無視した行為だと思うこともある。だのに区切りをつけたがるのは一体何故だろう。人間は、理性は、明確な判断基準を欲しがるのではないかと考える。思想の一つに「パーソン論」がある。ヒトはいつから人になるのか、といったことを考えるものだ。私は素朴な疑問として一つだけ思う。果たして人間の生に区切りというものが必要なのだろうか。明確な判断基準があれば確かに判断を下し、自己決定を下す際には役に立つだろう。だが、それは果たして本当に私たちの判断を豊かにしているのだろうか。有意義にしているのだろうか。虚で無価値なものに成り下げてはいないだろうか。考えてしまう。考えた末に何があるのかは知らない。  こんな徒然を引きづりながら今年もゆっくりと更新していく。よろしくお願いする。
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