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だがもっと驚いたのはその後だった。
学校に着いた僕は唖然としていた。
学校に人がいなかったんだ。
今日は月曜日。
祝日でも何でもない。
それなのに学校に人がいない…。
どういう事?
何も頭の整理がついていないのに
さらに糸が増えて、より複雑にこんがらがる。
ドキドキと鳴るうるさい鼓動を抑えながら、
僕はそっと校門をくぐった。
誰かがいるわけでもないけど、静かに。
忍足で階段を登り、階段の踊り場で
辺りをキョロキョロと見渡す。
人がいる気配を感じない。
僕は1-1だから、1番奥の教室へと向かう。
教室に着いた僕は思わず
「うおあぉぅ⁉︎」
と訳のわからない声を出して、
意識を飛ばしかけた。
声が廊下に反響する。
目を盛大に開いた僕はそっと
教室に足を踏み入れた。
これは見間違いではなさそうだ。
教室の黒板に社会科の世界史の板書が
書かれていた。
そしてイスと机が休み時間かのように
ぐちゃぐちゃになっている。
全体何が起こってるんだ⁉︎
もう一度確認する。人はいない。
なのに人がいるかのような教室…。
違和感しか感じられない。
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