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あれからというもの。
僕らはテーブルの上に置かれたノートを間に
挟んで、向かい合いながら座っていた。
小洒落た雰囲気のこのカフェにはジャズが
流れていて、とても高校生には場違いなような気がしたのだが、案外値段も安く今時の
女子高生はよく来るお店らしい。
いや、僕女子高生じゃないんだけど、と内心
思いながらもなかなかいいお店だった。
「さて、作戦会議開始だよ!」
先生のいない学校にいる意味はなく、僕らは早速作戦会議をすることにした。
「おう。」
とは言うものの、一体何をしたらいいのか。
うーん…
僕は椅子の背もたれに寄りかかり、斜め上を
見上げていた。
一方彼女はテーブルに肘をついて、
右手を顎にもってきている。
探偵気分にでもなっているのだろうか。
「「うーん」」
やはり何も思いつかないのが現状だった。
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