第3章

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呆れながらも自由気ままな彼女に着いていく。 日中よりも、涼しい風が首をかすめる。 「ていうか、君の髪の毛ぴょんぴょんはねてるね〜!かわい〜!あはは!」 「いやいや、これさ、君の責任だよ?」 「カエルみたーい!」 「は?カエルはないって!僕は君の頭の中をいつか透かして見てみたいね。」 「あっはは!私も君の頭の中みてみたい!小説書く人の頭の中知りたいなぁ!」 頭の中、か。 僕は表面上は彼女とともに声をあげて 笑っていたが、心の中では違った。 だって、いつか彼女に僕の頭の中を見てもらえるかも、という期待がよぎっていたから。
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