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呆れながらも自由気ままな彼女に着いていく。
日中よりも、涼しい風が首をかすめる。
「ていうか、君の髪の毛ぴょんぴょんはねてるね〜!かわい〜!あはは!」
「いやいや、これさ、君の責任だよ?」
「カエルみたーい!」
「は?カエルはないって!僕は君の頭の中をいつか透かして見てみたいね。」
「あっはは!私も君の頭の中みてみたい!小説書く人の頭の中知りたいなぁ!」
頭の中、か。
僕は表面上は彼女とともに声をあげて
笑っていたが、心の中では違った。
だって、いつか彼女に僕の頭の中を見てもらえるかも、という期待がよぎっていたから。
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