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そんなことを考えていると、駅に着いた。
そして駅に来たくらいだから、
電車に乗るらしい。当たり前か。
「はい!」
彼女に渡された切符。
中央線で、新宿行き…?
「ねえ、新宿に行くの?」
「よく分かったな、少年!」
「いや、書いてあるし。あと少年って何!?」
「あはは!」
あはは!じゃないんだけどなぁ…。
それに一体新宿に何をしに行くのだろう。
本当にこの人は何を考えているのか
分からない。しょうがないから僕は彼女と共に電車に乗った。
電車に揺られること40分。
はるばる新宿に到着した。
電車の中では、僕はずっと小説のプロットを考えていた。なかなか良いストーリーができてきたと思う。一方彼女はイヤホンをつけて、気持ちよさそうに鼻歌を歌っていた。
途中、「私が寝たら君は私を襲っちゃいそうだから、寝ないねー!」
なんて言っていたけど、それは無視だ。
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