第4章

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僕の決断は正しかったか? これって……ただ過去から目を背けて………… 父親みたいに逃げたんじゃないのか? 本当に彼女を傷つけたのは僕の父親。 そう、僕ではないんだ。 それなのに、彼女のことを、彼女の家族を 助けもせずに、過去から逃げるのは本当に僕のすべきことだったのだろうか。 ……今度は僕が彼女を傷つけた…? だったら、だったら僕は何をしたらいい…? 東京のど真ん中を僕はぐるぐると歩き回った。 何かを探し求めて。 何かいい案はないだろうか。 いや………… 本当はもう、分かっている。 今僕がしなきゃいけないこと。 難しいけど、もう逃げてはいけないんだ。 僕は……僕は、 僕と彼女の、繋がりと過去を受け止めて、 彼女を助けなきゃいけない。 「………助けなきゃいけない。」 自分にそう言って、僕はバス停に向かって1歩を踏み出した。 彼女とともに未来を変える大きな一歩だ。
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