《2005年》

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悪い夢のせいなのか、朝から熱っぽく体調が悪い... 少し吐き気もあった。 ..そういえばもう予定日から一ヶ月近くがきていない。 元々、生理不順だし仕事のストレスもあって遅れることはあったがここまで遅れることは無かった。 私は洗面台の棚から妊娠検査薬を取り、急いでトイレで検査をした。 まさかそんな筈はない... エドは必ずsexの時はコンドームをしていた..だけどお互い気持ちが(たかぶ)ってしまった時は最初だけゴムを着けずにした事もあった。 それにコンドームだって100%避妊出来る訳ではない。 判定を待っている時間が永遠にも感じた... そして私は恐る恐る検査薬を手に取るとそこには二本のラインがしっかりと記されていた。 手が震え、思わず検査薬を落としてしまった。 頭の中が真っ白になり、私はバスルームの床に崩れ落ちた... エドワードの子供が私のお腹に... 私は自然と泣いていた..それは嬉しいという感情より、複雑な気持ちが強かった。 思いがけない妊娠に私は戸惑いを隠せなかった... 結局ローズはこの日、体調不良を理由に仕事を休んだ。 そして一日をベッドの中で過ごした。 夜の19時頃に玄関のベルが鳴ると、浅い眠りについていたローズは目を覚ます。 まだ若干熱があり、ゆっくりと起き上がるとガウンを羽織り玄関へと向かう。 誰だろう... 彼女はそんな事を考えながらドアを開けた。 「..エド!」 そこに居たのはエドワードだった。 ローズはドアチェーンを外すと彼を中へと招いた。 「今、コーヒー淹れるわね」 「いいよ、それより体調はどうだい?」 二人はリビングのソファーに座った。 「まだ少し熱っぽいけど、一日横になってたらだいぶ良くなったわ..」 「そうか..それなら良かった」 エドは安堵の表情を浮かべる。 「貴方が来るなんて驚いた」 ローズは一瞬、口許に笑みを浮かべた。 「君が体調不良で休んだって聞いて心配になったんだ」 病気の時は人恋しくなるというが、まさにそうだ。 彼女はエドが来てくれた事が本当に嬉しかった。 そしてを彼に話すべきかローズは迷っていた___
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