逃げた理由

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逃げた理由

恭志郎『お前が…急に逃げるから』 雅人『…それは……』 恭志郎『何だよ!言ってみろよ!!!』 胸ぐらを掴む俺。 自分でも何故掴んだのか分からなかったし、正気では無かった。 雅人『ぅ…あ……』 普段まったりしてる性格の俺から急に胸ぐらを掴まれ 雅人くんは言葉を失ってた 雅人『ご…めんなさい……』 琴音ちゃんと同じ口癖の彼。 ここで出るとは思わなかった 恭志郎『謝るんじゃなくて理由を聞いてんだよ!!このバカが!!』 雅人『…』 恭志郎『…女の子から話しかけられて、無視するってどんな神経しとるん、好きな人なら尚更何?返事してあげろよ、気持ちを堪えてたぞ?』 気分が高揚し、頭に出てきた言葉をそのまま言ってしまった 雅人『…うん。』 恭志郎『お前女子興味無いんだろ?じゃあなんで琴音さんが好きなんだよ!!』 雅人『そ、それは……』 腹が立つ。雅人くんが何故琴音さんのことが好きなのか 恭志郎『何だよ!!マジお前は!!』 雅人『それは……言えない。』 恭志郎『は?』 雅人『…ホントに言えないんだよ…ごめん、もう疲れた…情緒不安定なんだよ。1人にさせて』 恭志郎『え……な、泣くなよ……あ……雅人くんがそう言うんなら、1人になれよ』 雅人『…おう。』 理由は、何なんだよ……馬鹿らしい
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