崩壊まで後半月

1/1
前へ
/5ページ
次へ

崩壊まで後半月

あの日から半月経った。 妹で生徒の澄歌は 心配してくれている。 「お兄ちゃん、大丈夫?」 俺の雰囲気で 何か感じ取ったのか 澄歌まで 悲しそうな顔をしている。 「大丈夫だよ」と答える。 だが、一人になると 物凄く泣きたい 衝動に駆られる。 俺はお兄ちゃんだから 澄歌の前では 泣かないと決めてたのに 堪え切れなくなって 澄歌の前で泣いてしまった…… 「泣きたい時は 歳なんて関係ないんだよ」 子供の様に泣きじゃくる 俺に対して 澄歌がそぉ言った。 しかし、心の崩壊は 止まることを知らない。 崩壊まで後半月。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加