【い】歪なる精一杯の愛を

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【い】歪なる精一杯の愛を

 乱れた髪に、そっと指を絡める。  褥に横たわる白い身体には、痛々しい程の情交の爪痕が刻まれている。  何故なのだろう。  痛めつけたい訳ではない。  愛しい存在なら大切に守りたいのに、木戸はそんなものはいらないと突っぱねる。  大久保はため息をついた。  貴方が苦痛を望むなら、いくらでも与えるけれど。―――でも。 「もう………自虐はお止めなさい」  小さく呟いた。  貴方は、幸せになっていいんですよ。      ☆ 大x木戸。 この二人は何だかこういうイメージだったなあ。どこから来たんだろう(苦笑)
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