いつだって、君のせい

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聞き間違えだろうか。 私は声もなくただ、頬から涙を溢していた。 どういうこと。 唯は私のこと…―。 『唯は私のことどう思ってるの?』 『教えない』 『え、』 『今のままでいいんだよ。お前は言われた通り俺に従っていればいい』 『…』 『このままで、いい』 「何よ、それ…―」 私は唯から借りて洗濯まで済んでいたハンカチを手に取って急いで家を出た。 メイクもしていないし、服も適当だけど、そんなことはどうだってよかった。 そんなことよりも早く唯に会いたかった。 世界で一番、嘘つきな君に。
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