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「いらっしゃいませ」
美奈のおススメのお店に入る。
立地からしても駅から徒歩5分ほどだし、大きく立ち並ぶビルの間にお店の看板がすぐに目に入った。
黒いスーツ姿の店員さんに「何かございましたらお声がけください」と言われて、軽く会釈をしてありがとうございます。と返した。
高そうな下着が並んでいて、しかも
「…これは、エロいなぁ」
華やかな装飾だけではなく、透けていたり肌を隠す面積が小さかったり…
見ているだけでドキドキしてしまう。
唯の好みの下着なんか知らないし、何色がいいのかもわからない。
美奈は、「黒よ、黒！」と言っていたけれど、”一番人気”とポップにでかでかと表示されたそれを見ても、あまりにも刺激が強すぎる下着に手
にとることも躊躇してしまう。
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