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唯が普段よりも激しいキスを繰り返す。
それに応えるように私も彼の舌を受け止めた。
お互いの口から漏れてしまう吐息が部屋に響く。
パジャマを脱がせられて、ここで唯の手が止まった。
「こんな下着持ってた?」
「…あ、えっと、」
勝負下着のことをすっかり頭の中から消えていた。
ライトが私の下着姿を照らしていて、思わず手で胸元を隠した。
「これって、俺のため?」
「…あ、まぁ、そうかな」
「へぇ、そうなんだ」
唯が私の胸元に置いた手を移動させて「よく見せて」なんていうから恥ずかしさがさらに加速してしまう。
「こんなエロい下着、美月が着てくれるなんてなかなかないから」
「もう見ないでよ、」
「見せるために買ったんじゃないの」
「そうだけど」
恥ずかしい、恥ずかしい。
なのに、体は唯を求めていた。
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