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二度の休憩なしのセックスに後半はただ唇を半開きにして虚ろな目でぐったりする彼女を優しく抱きしめる。
軽く頬にリップ音を立てキスをするも、汗ばんだ体を上下に揺らして浅い呼吸を繰り返す美月は反応すらできないようだった。
「もう一回する?」
顔に張り付いた髪を俺が手で撫でるように元の位置へ戻してそういった。
でも、美月は首を横に振った。ほんの少しだけ微かに首を振る。気力が残っていないようだ。
俺は美月の裸体にそっとタオルをかけて脱水気味が心配だったから寝室を離れて冷蔵庫からミネラルウォーターとコップを取りに行った。
ベッドサイドテーブルに、ミネラルウォーターとコップを置き、美月を起こす。
「美月、」
普段は気の強そうな雰囲気出してるくせに、ベッドの中では真逆だもんな。
美月が激しく絶頂を迎える姿なんてみたらさらに俺の欲が掻き立てられてすべて壊したい衝動が襲う。
「あ、…うん、ありがとう」
舌足らずな口調でゆっくりと体を起こした。
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