愛の形

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2人で買い物に行った帰りに別れを告げられた、今思えば返事もどこか上の空だったりラブラブだった頃と比べると明らかに冷たかった。紗希もそろそろ別れを告げられるのだろうか…。 親友の心配をしながら適当に午後の授業をやり過ごしているとあっという間に帰りの時間になった。  いつもなら彼氏と帰るが彼は今日お休みだ。 「あ!美穂だ!今日は1人なの?一緒に帰ろ〜。」 ボケーっと歩いていたら同じクラスの楓に話しかけられた。天真爛漫って言葉がぴったり当てはまる子、いつも元気で一緒にいるだけで自然と元気が出る。 「いいよ〜、帰ろ。」 「今日彼氏は〜?」 「なんか休み、サボりだってさ。」 「へぇ〜!珍しいね!真面目な彼氏くんもサボりなんてするんだ!」 元気なのはいい事だけどいつも圧がすごいな、この子は。 「う、うん。そうみたい。」 ちょっと引き気味な返事になる。 そんな会話のドッチボール何回か繰り返しているうちに家の近くに着く。 「じゃ、また明日〜。」 「うん!また明日!ばいばい!」 楓は最後まで元気だ。ぶんぶんと手を振る楓に応えるように私を手を振り返す。  楓と別れ1人で歩く時間ができた。ラブラブの秘訣か…おすすめはいっぱい煮込む事かな。」
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