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それから私は彼の首を落とし、両腕、指、両足…、バラバラにして冷蔵庫に入れた。
冷蔵庫を開けると少し異臭がしたが首だけの彼が目を閉じたままで出迎えてくれている。
「ふふふ、ただいま。」
返事はないがいてくれるだけで嬉しいものだ。
「今日食べた人差し指、ほくほくで美味しかったよ〜。晩御飯はどこにしようかな〜。」
ウキウキしながら晩ごはんの献立を考える。
私は決めたのだ。殺した日に。
これから毎日彼を食べよう。鍋に入れて温めれば冷たくなってしまったあの人も温かくなる、温かい彼を感じれる。いつか無くなってしまう事を考えると寂しいけど私の中に彼がいる。
いろんな愛の形はあるけれどこれが私の愛の形。
紗希にもおすすめしてあげよう。
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