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「敬語禁止!!」
「ええ、それはちょっと……ハードルが高いです」
「まあその方が美月ちゃんらしいけどね?いつでもタメ口OKだからねー」
「はい」
そんなことを話している間に、かすみの着付けは終わった。
「可愛いです!!とても!!」
「ありがとうー。髪の毛もお母さんが上手なんだよ」
「凄いですね」
「じゃあ次は美月さんの番ね」
「よろしくお願いします」
美月は少し緊張しつつ、かすみの母親の前に立った。着付けをして貰った後、二人は髪の毛もまとめてもらった。美月は悠希に貰ったヘアゴムを使った。
「美月ちゃん、それ可愛いね」
「これはほ……ありがとうございます」
本多くんから貰ったなんて言えない。しまった、これ持ってくるんじゃなかった。かすみちゃんからしたら嫌だもんね。悠希くんに見せたくて……かすみちゃんの気持ち考えてなかった。
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