近づく距離

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 夏祭りの行われている公園の入り口では、悠希と晴が立って美月達のことを待っていた。 「やばっ、イケメンなんだけど」 「あの二人レベル高くない?」  チラチラと見てくる女性達に、晴は息をつく。 「本当悠希といると、視線が痛いわ」 「俺だけのせいじゃないと思うけど?」  その時だ。前から浴衣姿で歩いてくる美月とかすみを見つけ、晴が手を振る。 「おーい!!」 「お待たせ」 「浴衣だ!!いいねー」 「似合ってる?」 「似合ってる、似合ってる!!」
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