自覚

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「電車に乗って行くんですね?」 「途中まではな。そこまでばあちゃんが車で迎えに来てくれる」 「美月ちゃんは驚くかもしれないね?」 「あんな経験なかなか出来ないもんなー。」  そう言う二人に美月は聞いた。 「お二人とも本多くんのお祖母さんと面識があるんですか?」 「実は去年も泊まりに行ってるんだよ」 「そうなんですね」 「お祖母ちゃん面白い人だよ」  本多くんのお祖母さん……どんな人なんだろう?想像がつかない。 「あ、電車来たよ」 「旅行だ、旅行ー」  四人は電車に乗り込んだ。揺れること一時間半、着いた景色に美月は驚いた。
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