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「朝飯出来てる」
「は、はい」
美月は悠希の前の椅子へと座ると、祖母が茶碗にご飯をよそってくれた。手を合わせ、いただきますと言うと、それに続くように悠希が手を合わせた。
「……本多くんまだ食べていなかったんですか?」
「……ああ」
もしかして私を待っていてくれたとか?そんなわけないか。自意識過剰もいいとこだ。
「あれ?清水くんは?」
「まだ寝てる。起こしても起きねぇ」
「晴は寝起き悪いらしいから。いつも大音量のアラームかけてるんだって」
「そうなんですか」
「…………」
「…………」
なんかなんで誰も話さないんだろう。すごく静かで、ちょっとそれが気になるのはおかしいかな?かすみちゃんも話さないし、本多くんは元々あんまり話さないけど……気まずい雰囲気に感じるのはどうしてかな?
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