自覚

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「おはよー」  みんなが食べ終わった頃、ドタドタと階段を降りる音が聞こえてきた。寝癖のついた頭で、晴は台所に顔を出した。 「おはようございます」 「みんな食べ終わった感じ?起こしてくれても良かったのに!!」 「起こしてもお前が全然起きないからだろう」 「うー俺が食べ終わるまで、待っててくれよ」  そう言って急いで椅子に座ると、よそわれたご飯を食べ始めた。 「悠希も美月ちゃんも先に行ってていいよ。晴は私が待ってるから」 「そ?じゃあ行こうか、水原さん」 「は、はい」  行くってどこに?  靴を履き玄関を出ると外はとても良い天気で、でも暑くなく風がとても気持ち良かった。
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