会いたい

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「そうだな」  そう言って悠希は笑った。それを見て晴も嬉しそうに笑う。 「悠希はいつもみたいに、我が道を行かないと」 「そうだな。水原さんのペースか……。下手したら卒業まで待つかもしれねぇな」 「第二ボタンあげちゃえ!!」 「努力しますか」 「それでこそいつもの悠希。あ、そういえばかすみと水原さんもあんまり話してなかったよなー。なんかあった……」 「何?」 「いや、うーん。実はかすみがさ……」  一緒にお風呂に入る約束をしていたため、美月とかすみは脱衣所で服を脱いでいた。  どうしよう、かすみちゃん元気ない。私のせい?でもちゃんと好きじゃないって伝えたし、かすみちゃんが元気なくなる理由はなくなったはずだよね?  それとも気づかない所で私何かしたとか?夕食の時も清水くんしか話してなかったし……。本多くんも元気なさそうだったなぁ。大事な男友達って伝えたのに。  ガラッと戸を開けると、二人は風呂場へ入る。黙々と髪の毛を洗っていると、かすみが口を開いた。 「……美月ちゃん。嫌な態度とってごめんね」 「いえ、そんな」
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