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「助けてなんて言ってない」
そう、だってこういうの慣れてるもの。今まで何回呼び出されたことか。何回理不尽に気持ちをぶつけられたことか。
じっと自分を見てくる悠希に、美月は戸惑う。
「な、何？」
「性格ブスだな」
「え？」
それだけ言うと悠希は歩き始めた。美月は呆然とした。
性格ブスって言われた……。もしかして私が嫌われていたのは、性格がブスだったから？見た目のせいで、嫌われてると思っていたのに。
どうしよう……。どうしたらいいの？性格なんて、直せるものなの？
「性格ブスって……」
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