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「えっ!?好きじゃないけど?」
「ええっ!?そうなの!?」
「えーなんでそんな勘違いをしたのかなー?」
不思議そうに首を傾げるかすみに、美月は慌てて言葉を繋ぐ。
「だってかすみちゃん前に私が本多くんのこと好きじゃないって言ったら、良かったって言ったし」
「それは……悠希は本当にモテるから。好きになると傷つくから、そう言ったの。あと元カノの時ちょっと嫌な思いをしたから、美月ちゃんがというよりそれを思い出してたかな。それに美月ちゃんにだけ話すけど」
そう言うとかすみは美月に近づき、小さな声で呟いた。
「私は中学生の時から、晴に片思い中だよ」
「そ、そうなんだ」
「フラれて友達でもなくなるのが怖くてなかなか告白出来ないんだよねー。」
「……でもかすみちゃんは告白しないでいると、どうなるかを知っているよね?」
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