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「…………」
「…………」
どうしよう、ドキドキする。二人で帰るの初めてじゃないのに、何を話せばいいのか分からない。
ちらっと隣を見ればいつもと変わらない悠希がそこにはいて。通り過ぎる女子高生がちらちらと悠希のことを見ていくのが分かった。
凄い……みんな見ていくよ。だってこんなに格好良いんだもんね。そんな人が今日から私の彼氏だなんて……。
「……行く?」
「え!?」
「だからせっかくだし、どっか行く?」
「そ、そうですね……。どこに行きましょうか?」
「……家来る?」
「家とは?」
「俺の家」
「ほ、本多くんの家ですか!?」
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