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手紙を広げるかすみの後ろに三人は回ると、その中身を覗き込む。
「好きですだって……」
「ラブレターだな」
「だねぇ」
かすみちゃんモテるんだ。そうだよね、だって凄く可愛いもん。
ちらっと晴の方を見ると、驚いているような困っているような、そんな顔をしていた。
「それ……どうするの？」
「持って帰るよ。せっかく告白してくれたんだし。告白って凄く勇気がいることなの知っているから」
「…………」
「じゃあ帰るか」
「あ、私は用事があるから三人で帰って」
「分かった」
そう言うとかすみは、三人とは別の方向へと歩いて行った。
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