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「おはよー。何、何?何の騒ぎ?」
「さあ?」
そう言うと悠希は、自分の席へと戻って行った。騒がしくなった教室の中で、美月は一人ずっとドキドキしていた。
「おはよう、水原さん」
「お、おはようございます。清水くん」
「え?うっそ!!水原さんが挨拶してくれた!!おい、悠希……」
「おはよー晴。なんの騒ぎ?」
「それが水原さんが挨拶してくれたんだよ」
「本当?おはよう、水原さん」
「おは、ようございます。池田さん」
「本当だぁ。やだ、嬉しい!!」
喜ぶ二人を見て、挨拶して良かったと美月は思った。
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