文化祭

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 女子の守りもありながら、美月は忙しく接客をしていた。他校生達が廊下にまで、列を作っていた。午後一時前になり、交代のため悠希とかすみがやって来た。 「わ、凄いお客さんの数!!」 「すげぇな」 「二人とも早く着替えて」  かすみと悠希も服を着替えると、表に出る。その瞬間女子生徒の悲鳴のような歓喜の声が響く。 「ギャー!!悠希ヤバすぎる!!」 「ご主人様って呼ばれたい!!」 「イケメンすぎる!!」  悠希は美月の元へ行くと、声をかける。 「交代だって」 「わ、本多くん。凄く格好良いです」 「写真でも撮る?」 「いいんですか?」  悠希はかすみに携帯を渡すと、美月の隣に並ぶ。
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